非常用発電機の負荷試験の事例 キャンプラス

九州・福岡近郊でキャンプラスが手がけた非常用発電機の負荷試験の事例を一部紹介しています。2018年8月からはとくに病院、医療関係施設での負荷試験を担当させて頂く機会が増えてきました。それは「災害時に病院系の非常用発電機を巡るトラブルが相次ぎ、性能をきちんと確認しておく」という認識が高まってきたからです。昨年までは実負荷運転を5分間実施していた施設で、今年は30分かけようとしたところ10分程度で出力低下が発生した例もありました。こういった事例では有事の際にいったんは動くものの、発電量を維持できず停止してしまう恐れがあります。
そこでキャンプラスでは、発電機の状態に沿ったプラン「内部観察、保全策」もご提供しております。

Case.01Kターミナルビル 様

高圧発電機の負荷試験、敷設距離は60mと長距離でした。降圧トランス使用して地下へのケーブル吊り下げ、負荷装置を並列接続しての試験でした。

Case.02うきは市H病院 様

施設内2箇所の同日試験を行いました。負荷試験中は停電にできない設備があるため、急遽100Vで繋ぎかえて実施しました。

Case.03福岡市中央区H病院 様

非常時に備えて負荷の離接を行わず、有事の際には負荷装置をOFFにすれば防災設備が起動できるように主任技術者と相談して実施しました。

Case.04福岡市博多区N病院 様

実際の負荷に追加する形での負荷運転でした。実負荷で足りない容量を模擬負荷装置で補うことで、発電機の電力で消防負荷が動く事が確認できました。

Case.05北九州市A商業ビル 様

切り替えのマグネットスイッチが故障していて、停電時に自動切替で起動しない発電機でした。防災負荷を確認し、発電機の性能点検を実施しました。

Case.06福岡市東区G病院 様

幅60cm程の非常階段を登った屋上で350kVAの負荷運転。発電機室から屋外まで25m。そこから非常階段まで20m、非常階段部分で15mという長距離でした。可搬型の負荷装置を使うことで、半分以下のケーブル敷設距離で模擬負荷運転を実施できました。

Case.07福岡市博多区S病院 様

天候がすぐれないなか、試験時間を1時間早めて実施しました。終了後に小雨が降り出しましたが、万全の雨対策を行っていたため、1993年製の発電機にもかかわらず、定格出力の46%の負荷運転ができました。

Case.08福岡市城南区J老健施設 様

発電機銘板に記載の電圧と実際の電圧が異なり11V程低かったのですが、安全率を考慮したケーブル選定を行うことで定格出力の34%の負荷運転を実施できました。

Case.09福岡市東区G病院 様 その2

1999年製の発電機でしたが、定格出力の40%の負荷運転が実施できました。